20歳半ばくらいだろうか。

自信たっぷりですといった感じの女だ。

一番初めに出会ったゴリ女といい勝負のいかつい鼻をしている。

闘ったらどっちが強いだろうか。

二人の死闘を見ながら一杯やりたいところだ。

私はゴリ女に歩があると見ているが・・・

それにしてもこの女、見てるといらいらしてくる。

何で私をそんなに見下しているんだ?

何をそんなに勝ち誇ってるんだ?

お前は一体何に勝ったんだ?

・・・分かった、私の負けだよ。

もうどこかへ行ってくれ。

今の私はあなたの重圧に耐えられない



・・・しばらく観察を続けているとその女は降りていった・・・



40歳半ばくらいだろうか。

抱きしめてなりたくなるような男だ。

誤解のないように言っておくが私にそっちの気はない。

ただ、この男を見ているを切なくなるのだ。

胸がキュンキュン絞めつけられるのだ。

見ていてかわいそうになってくる。

目は小動物のようにか弱く

口をしょぼしょぼと尖らせる。

私に他人を思いやっている余裕はないのだが

これが母性本能という奴か。

あなたもあの競争社会の被害者なのですね。

あなたは私と同じ匂いがする。

でも私はあなたほどかわいそうではないと信じたい。



・・・しばらく観察を続けているとその男は降りていった・・・



30歳後半くらいだろうか

生きているのか死んでいるのか分からない男だ。

この男からはまるで生気が感じられない。

肌の艶、色は美しくすらあるのだが、

どこか人間ばなれしている。

まるでロウ人形のようだ。

あ、動いた。

どうやらちゃんと生きてるらしい。

しかしこの男はどこか感情が欠落してるのではないだろうか。

というかまともな感情を捜す方が難しいかもしれない。

生きてください

人間らしく生きてください。

私の思いはあなたに届いていますか?

まずその不自然な肌を日焼けサロンかなんかで焼き払ってしまえ



・・・しばらく観察を続けているとその男は降りていった・・・



ー私の旅はまだまだ続くー



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