「どうだ?アンパン。新しい顔の付け心地は。」
「バイキンマンの香りがする・・・」
「一つ説明すると、その顔を食べた者は元気100倍になり、体力が全快する」
「いや食べさせねえよ。顔もう作れねえんだろ?」
「心配するな。ENFは食べられても食べられても」
「無限に再生する」
「キモっ!」
「まあ要するにお前は回復役。ずっと食べられ続けて初めてお前の存在価値が発生する」
「なんだよそのポジション!」
「食べられて、食べられて、食べられなさい。バイキンマンもきっとそれを望んでいるはずだ。」
「望んでねーよ!!」
「んだよ!やっと苦労してENF手に入ったと思ったのに脇役決定じゃねーか!」
「黙れよ。所詮お前は小麦粉なんだよ。」
「小麦粉だって必死に努力すれば、いつかは人間になれる!」
「なれねえよバカ。せいぜい片栗粉止まりだよプププ」
「片栗粉よりは元々上だっつうんだよ!!」
「黙れよ。一生粉同士で争ってろ」
「ぜってーーカツオ倒して見返してやる!粉だってやればできるってとこ見せてやるぜ!」
「あーもういいからさっさと行けよ」
「たった一人の友人を亡くした今、俺は 愛と勇気だけが友達さ!!」
ー第2章 完ー
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