「出来過ぎ殿は拙者の元主、キテレツに深い恨みを持っておる ようでござるが、何かあったのでござるか?」

「・・・。キテレツと私、出来過ぎは昔、同じクラスメイトだったんだ。

私達は当初から 窓側のキテレツ、廊下側の出来過ぎとその天才ぶりを比べられていた・・・。

私はテストではいつも100点を取っていた。

100点以外は取った事がなかったんだよ!!

そんな私をあざけ笑うかのように奴は・・・いつも・・・」



「120点を取っていたんだよ!!」



「満点は100点。

100点より上の点数は本来ならば存在しない・・・

なのに先生はいつもキテレツの奇天烈っぷりな 解答に、20点上乗せしていたんだよ!!!」

「いつしか私の存在は忘れ去られ、キテレツばかりが注目されるようになっていった・・・。

クラスメイト達はキテレツにばかり勉強を教えてもらっていた。そして私には・・・」

「宿題をおしつけられたりノートを写させられたりそんな役ばっかまわってきたんだよ!!」

「かつては神童、出来過ぎちゃった結婚などともてはやされた私のプライドはボロボロになった・・・。

しかし私には 100点以外取る事はできなかった・・・。そこで私は発想の転換をした。

100以上の点数が取れないのなら、 思い切って0点を取ってみようと。」

「これが間違いだった」

「普段100点しか取らない私が0点を取る奇天烈っぷりに先生は私にー120点をつけた。

クラスメイト達は私を出来なさすぎ出来なさすぎ、つよしなのに弱い、ふとしなのに細いと小バカにし、

私に宿題の依頼は来なくなり 完全にクラスで孤立した・・・。

しかも、それを見かねたキテレツが何と言ったと思う?」

「拙者には想像つかないでござる。して、何と言ったのでござるか?」

「奴はこの私に・・・勉強教えてあげようか?などとほざきおったのだ!

この世紀の天才児に向かって!私はその場でキテレツを 殴り倒し、その小学校を中退した・・・。

ドロップアウトだよコロスケ君。笑うがいい。私のような天才児の学歴が、小学校中退。

ははははははっははっ・・・おのれキテレツめ!!貴様の野望、絶対に阻止してやる!!」

「・・・出来すぎ殿、キテレツの野望とは、奴はカツオをあやつって何を企んでいるのでござるか?」

「あいつはな、カツオを使って・・・」

「キテレツ斎様を降臨させようとしてるんだ!!」



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