「親父!しっかりしろ!」

「だめだ、気絶してるよ。」

「しかし、親父の話ではこの薬はただ幻覚をもたらすだけ、気絶するなんて事は言ってなかった・・・。

もしかしたら親父の未成熟な体にとってはあの薬は危険だったのかもしれない・・・。

もしかしたら このまま目覚めないなんて事も・・・。」

「ぬりかべ・・・。」













・・・・・













「まあそうなったらそうなったでよくね?」

「確かに」

「つかもう帰らね?腰痛くなってきた。」

「だな。あ、でもちょっと待って。砂まくから。」

「はぁ?ババァ何ボケてんだよ、今まく必要ねーだろ。」

「いや日課だから。」










「まだまくのか?」

「ごめん☆もうちょっとまかせて♪」

「・・・あいつ、青春時代に戻ったみたいに輝いておるわい。ババァ、ワシ実はお前の事・・・。」





(んん・・ん・・・)

「!」

「おいババァ!親父が目覚めたぞ!」

「なんだと!」

(ん・・・ここは・・・うぉ!なんじゃこりゃ!巨大なめがねが二つ!赤めがねに黒めがね、ワシの20倍はある!)

「親父!大丈夫か!親父!・・・親父!聞こえてないのか?」

「ババァ、親父目がうつろだ。こいつ完全に向こうの世界に行ってやがる」

(このめがね達、もしかしたら良いめがねかも。ちょっと触ってみるか。まずは赤めがねから・・・)

「な!こいついきなりババァの胸揉み揉みし始めた!ってババァまんざらじゃなさそうだし!!おい!離せ!」

(痛っ!急に黒めがねに殴られた!黒めがねは悪いめがねだ!)

「まあまあよいではないかジジィ。親父も気絶から治ったばかりで錯乱しとるんじゃ。好きに触らせてやるわい。」

「ババァがよくてもこのワシが許せん!!」

(あ!黒めがねが赤めがねひきずって逃げてく!急にどうしたんだ?)





(分かった!あの赤めがねが良いめがねなんだ!ワシに良いめがねを奪われないために逃げていったに違いない!)





(よーし、なんとしてもあの赤めがねをGETしてやる!!)



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