「そうではない。野球をしてもらう。」
「野球!?ちょっとサザエ、何言ってんのよ〜!!」
「奴は暴走しながらも野球を愛する心、白球を追いかける気持ちに偽りはなかった。奴を野球で負かせば正気に戻せるかもしれない」
「ふーん。・・・そしたら俺は必要ねーのか?」
「いや、万が一カツオがまた暴走したら私達が止めなくてはならない」
「なるほど。くく、暴走してくれる事を願うぜ。正直バイキンマンとばかり戦う日々、いい加減飽いていた所だ。カツオと闘れるなら死んでも構わん」
「・・・ドラえもん、頼まれてくれるか?」
「ええよ。9人集めたらええんやな?で、いつにするんや?」
「今カツオに電話する。」
「もしもし、カツオか?私だ。サザエだ。明日暇?は?いいじゃんそんなのー。野球しようぜー。そうそう、9人集めてるからこっち。」
「え?中島しか友達がいない?」
「じゃあ2対9でいいよ。場所?ドカン三つある空き地あんだろ?あそこ。大丈夫だって!もし割れてものび太も 来るっつーからさ、な?んじゃ、明日の9時プレイボールだから。じゃーな。」
「明日の九時開始だ。」
「・・・仲良いな。」
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