一方中島をカツオに殺されその復讐を固く誓ったサザエだったが
カツオとの圧倒的な戦力の差にこの先どうしていいか分からず、親友のタエコの元へ相談に来ていた
「そう・・・カツオちゃんたら自分の家族と親友まで殺しちゃったのー。」
「そうなんだタエコ。私は奴を許す訳にはいかない。しかし奴は強すぎる。私の力ではどうしようもないんだ。」
「・・・のりすけが言ってたんだけど」
「のりすけかよ!」
「そうのりすけ。」
「あののりすけか?」
「あののりすけ。」
「のりすけか・・・」
「うんのりすけ。」
「ぬめすけ・・・」
「いやのりすけ。」
「で、のりすけが言ってたんだけど、いささかさん、かなり強いらしいわよ。」
「いささかが!?はっ笑わしてくれるわ。いささか笑わしてくれるわ。」
「たしかに私もいささか笑わしてくれるわと最初は思ったわ。でものりすけの話を聞いて納得できたの。」
「どんな?」
「うん、いささかさんは直接的には強くないんだけどね、ペンは剣よりも強しって言うじゃない?」
「うんだから?」
「ほら、あの人物書きやってるじゃない。そういう意味で強いんだと思う。」
「え??どういう意味で?ごめん本気でわかんない。」
「だからあの人に小説で実名とか出されてある事無い事書かれたら私たちの人生おしまいって事よ!!」
「ああ・・・そういう事。がっかりだね。そんなんじゃカツオを倒せないよ」
「ふふ、それはどうかしら。いくら強いと言ってもカツオちゃんはまだまだガキ。 そういう誹謗中傷にはひどくショックを受けると思うわ。そういうのに敏感な年頃ってあるのよね。」
「そういうもんかな?」
「ええそうよ。で、ショックをうけてるところにみんなで袋にしちゃえば余裕よ☆」
「なんかできそうな気がしてきた!ありがとうタエコ!私いささかの弟子になる!」
「ファイト!サザエ!」
ー数日後ー
「いささかー、弟子にして」
「おっけー。」
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