「たいやきはどこまで行ってもたいやき」
このフレーズは過去俺が作りだしてきたフレーズの中でも
けっこう気に入ってるフレーズだ。
なぜこのフレーズが生まれたのか、そのいきさつを話そう。
俺ん家の近くにはいつも行列ができるたいやき屋がある。
俺はいつもこいつらバカじゃねーの?
と思いながら必死こいて並んでる客を横目に通りすぎてきた。
ある日友達と二人でその店の前を通った時そいつがこんな事を言い出した。
「うまそーな匂いすんなー。食ってみようぜ。」
俺はなんとかそいつの考えを改めさせようと説得を試みた。
その時生まれたのが
「たいやきはどこまで行ってもたいやき」
あのな?どんなにここのたいやきがうまかろうと
所詮はたいやき。高がしれてんだよ。たいやきの域は出れねーんだよ。
すると何を血迷ったかそいつは
「でも俺ん家の近くのたいやき屋はハムとかチーズ入っててうまいぜ。」
・・・
そりゃサンドイッチだよ!!
仕方ねーから列に並んでたいやきを買う事になった。
長い事待たされやっとあと一人って時にその前のババァが48個下さいとか言うからふざけんなこの野郎!だよ。
んでやっと俺の順番
一個下さい。
そしてそれを食って俺は思った。
おいしい。
けどやはりそれはたいやきという決められたルールの中でのおいしさでしかなかった。
ほらみた事かとその友達にちらりと目をやると、こんな事をぬかしやがった。
「お前頭から食うんだ。俺はしっぽからだぜ。」
死ね
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